香港出発の前日、急遽伊丹へ2014/08/16 13:09

台風11号
3年ぶりの香港旅行、急遽大阪に立ち寄ることになった経緯ですが、いつものごとく夏休みぎりぎりになって旅行の計画を立てようとしたところ、JALの関空乗り継ぎのチケットが安く売られているのを発見。
行きは羽田を早朝の便で発ち、関空乗り換えでキャセイのコードシェア便を利用。帰りはJALの成田行きの直行便という組み合わせ。
最近は羽田からの香港便が充実していて成田発着便に余裕が出ているのと、この7月からキャセイとのコードシェア便が拡充したのでどうも席が埋まっていなかった様子。
とはいえ千葉や埼玉に住んでいる人にとっては成田へ行く時間も羽田に行く時間も大差無いし、安くてラッキーと思い予約しました。

あとは出発の日を日々待ち焦がれていたのですが、そこに迫り来る危機。
なんと台風11号が関西地方に向けてゆっくりと進んでくるではありませんか。しかもちょうど関空からの出航時刻に最接近となりそう。
今回の香港旅行はお流れかとも思いましたが、そこで一計を案じJALのホームページを調べてみると国内線ので台風の影響が出そうな便については別便に振り替えることができるとのこと。関空行きはほぼ満席であるものの、伊丹行きは土曜の夕方とあってかなり空きがあることが確認できたので、急遽荷物を準備して羽田空港に向かいました。

羽田の国内線ターミナルでは台風11号の影響で九州行きの便がたくさん欠航になっていて、国内線の窓口は大行列でしたが、国際線乗り継ぎのカウンターは別になっていてすぐに順番が回ってきました。
ここで係員の人に明日の国際線乗り継ぎの予約をしていること、台風の影響を避けるために大阪市内に前泊したい旨伝えると、係員の人がどこかへ電話で確認しすぐにOKしてもらえ、5分ほど待って伊丹行きのチケットを発券してもらえました。

こうしてチケットのほうは確保出来ましたが、あとは今夜のねぐらを探さなければなりません。
伊丹行きの便の搭乗時間まで少し時間があったので、スマホで今夜の宿を検索しました。
できるだけ出費を抑えたいところだったのだけど、暴風雨の中を移動するのを避けるために駅から雨に濡れずに行かれて親子3人で泊まれるところとなると選択肢は少なく、思いきって大阪ベイタワーホテルのトリプルルームを予約。
これで航空券を関空経由にして安くなった分が帳消しになりました。
今回の旅行、香港の分も含めて宿に関しては大名旅行になってしまった...
そんなわけで伊丹行きのボーイング777に乗り込みましたが所要時間1時間20分のうち、20分以上は羽田の誘導路を移動してるんですよね。

大阪へ2014/08/16 22:34

羽田から伊丹へのフライトの間、台風の影響で揺れるだろうということで、飲み物は冷たいもののみ提供になりましたが、思った程には揺れずに済みました。
ただ、風はそれなりに強いようで、強風時の定石どおり、ドシンと強く叩きつけるように着陸。無事伊丹に到着しました。
お腹も空いたのでどこかで夕飯にしたいと思うのですが、伊丹空港って8時過ぎるともうお店はみんな閉まっちゃうんですよね。
しかたなくモノレールにひと駅乗って阪急との乗換え駅である蛍池へ。ここで駅前のショッピングビルを覗くも夕食を食べたくなるようなお店が見当たらず、そのまま阪急宝塚線で梅田へ向かいます。

大阪へ


阪急電車のシートって昔ながらのキャラコの布が使われていていい感じですね。
レカロシートが使われている東京の電車も悪くありませんが、このレトロなシートもリッチな感じがしていいですね。
と、思っているとうちの子供がシートの布地を撫でて遊んでいます。私も昔よくやりました。
梅田駅へ到着。櫛形のプラットフォームがずらりとならぶ姿は壮観ですね。
エスカレーターを下りるとありました。大阪名物のこのお店。だけど明日香港に出発するのにこれは無いだろうと思いパスしました。

大阪へ


そこからJRの大阪駅へ移動。雨は降っていなかったため、ペデストリアンデッキを使って大阪駅の駅ビルまでたどり着きました。
中にレストラン街があったのでここで夕食にしようとエレベーターに乗り込んだのですが、妙に人が少ない。
良く見ると、台風の接近のため全館夜9時で閉店とのこと。
はたして、大阪らしい夕飯にありつけるのだろうかと不安にかられつつ、ホテルのある弁天町まで移動することにしました。
弁天町へは勝手知ったる大阪環状線。 と思いきや、やって来たのはユニバーサルスタジオ行きのこの電車。

大阪へ

その次も関空行きの快速で、いったいどれが弁天町に停まるのか分からない。ちょうど駅員さんが近くにいたので快速に乗ればいいことを教えてもらいました。
それにしてもこの路線。大阪環状線と言いながら、実態は大阪放射状線になってますね。
駅によっては15分ぐらい電車が来なかったりしますし、東京人には乗りこなすのが困難です。
弁天町駅に到着。ホテルは再開発ビルの一角にあると聞いていたのですが、降りた駅はとっても昭和の雰囲気。はたして本当にこっちにそんな近代的なホテルがあるのだろうかと不安にかられます。
(というのも大阪の街の勝手が分からない私は、前に出張の移動中に乗換のついでにご飯を食べようとしてあいりん地区へ降りたってしまった経験があるので)
そんな不安にかられながら改札を出て、昭和の雰囲気の連絡通路を抜けると突如近代的なオフィス街になりました。
この中のレストラン街にラストオーダーぎりぎりのお好み焼きチェーン店があり、ようやく大阪ごはんにありつけました。
(本当はお好み焼きだったら凶暴な猫のいる店で食べたいところですけどね…  アニメネタですいません)

大阪へ

大阪へ

大阪へ


さて、本場のお好み焼きでお腹もいっぱいになったところで本日予約した大阪ベイタワーホテルにチェックイン。
このホテルのロビーはなんか国際的なホテルの雰囲気で、なんか一足先に香港へやってきた気分です。
割り当てられたのはこのホテルのいちばん低層の客室である30階のお部屋。(このホテルの建物、低層に行くほど床面積が広い)
窓からはあべのハルカスや通天閣が見渡せました。

大阪へ


それにしても巨大なあべのハルカスに比べると通天閣はとても小さく、キラキラと光っていなかったら見つけるのは困難ですね。
あべのハルカスにしたってこれから向かう香港ではごく普通のビルでしかありませんが。

台風11号の中を香港へ2014/08/16 23:56

一夜明けた8月10日、目が覚めると空は思ったよりも明るく台風接近中という感じでもないような気がしたものの、時おりベランダに大粒の雨が叩きつけられるので風は強いみたい。

台風11号の中を香港へ


高速道路に車は普通に走っているようだが、30階からだと地上の様子は良く分からない。
6時のニュースで台風は四国を横断中とのことで、予定どおりこちらに向かってくる様子。
電車はまだ止まっていないとのことだが、早めに行動しておいたほうが良いだろうということで、6時半過ぎにホテルをチェックアウト。
本来乗るはずだった羽田から関空行きの早朝便は欠航になってました。

台風11号の中を香港へ

台風11号の中を香港へ



弁天町から環状線の和歌山行き快速に乗るものの、関空方面への接続があるかどうか案内が無くて分からなかったため、新今宮で下車。
以前にお昼を食べるために降りていった妙に薄暗い階段を左手に眺めながら南海電鉄の改札をパスモをかざして通ります。
ここから和歌山行きの区間急行に乗車し泉佐野にて関空行きの各停に乗換え。
海を渡る橋の上で、この時点ではさほど風雨が強いようには感じませんでした。
空港の国際線ターミナルに到着すると、香港行きの便は予定どおり出航予定とのこと。
キャセイのカウンターは1本前の便の受付をしているためか長蛇の列であったため、先に朝食を食べておくことにしました。
朝食を食べて出航1時間半前にカウンターの列に並ぶ。相変わらずカウンターは長蛇の列。40分ほど並んでようやくチェックイン完了。
羽田でチェックイン出来てたらこんなに並ばなくても良かったのだけど、まあ無事香港へ行けるだけ良しとしましょう。
出航時間が予定よりも10分早まって9時50分となってます。
手荷物検査、出国検査を済ませて搭乗口へたどり着くともう搭乗が始まっていました。

台風11号の中を香港へ

着席し、予定の9時50分になったものの、風の向きが変わってしまったとのことで、しばらく天候の回復を待つことに。
こんな時、横風用の滑走路が2本もある羽田が最強ですね。

台風11号の中を香港へ

台風11号の中を香港へ


暫く天候の回復が望めないとのことで、機内では飲み物が配られはじめました。こうなると気長に待つしかありませんね。まあ、ここまでたどりついてしまえば香港へは行かれますから。
結局、離陸したのは12時半過ぎ、当初予想していたとおり午前中の出発は無理でした。
あとから確認した情報ではその間、関空は電車も車も通行止めとなり孤立していたとのこと。
また1本前の香港行きの便は早朝到着便が折り返すため7時間遅れとなったとのことで、2時間半遅れでもラッキーだったと言えそうです。

それにしても今回の香港旅行、前日に大阪入りしていなかったらどうなっていたことか。
JALなので何かしら代替の経路を用意してもらえたとは思うのですがお盆休みの時期ともあって当日中に香港入りできたかどうかは難しかったのではないかと思います。

台風11号の中を香港へ

台風11号の中を香港へ