ノアの方舟 in 香港2014/08/23 23:30

空港と九龍を結ぶ連絡橋のたもとに、目的の施設はあります。
Noar's Arc。 ノアの方舟です。
キリスト教系の団体が運営するその施設、前からあるのは知っていましたが、実際に訪れるのは今回が初めて。
以前よりも香港内のあちこちで宣伝を見かけるようになった気がします。ホテルに置いてあった香港の観光パンフレットの中にも16%引きという微妙な割引率の券が挟まっていたので今回これを使いました。
さて、フェリー乗り場からノアの巨大な建物が見えていましたので、海岸線をまっすぐ歩いていけば良いだけと思っていたのですが、建物のそばへ来たもののどこから入れば良いか分からない。

ノアの方舟 in 香港

ノアの方舟 in 香港


案内図を見てぐるっとまわり、ここが入り口と思えるところを入ったものの、なぜか再び外に出てしまいさらにメインエントランスはこっちとの矢印があってそれに従って進むとまたさっきの案内図の近くに出てしまうという始末で、迷える子羊になってしまいました。

ノアの方舟 in 香港


ようやくメインエントランスを見つけチケットを買って入場しましたが、建物の中も分かりにくく再び迷える子羊になってしまいました。

ノアの方舟 in 香港

ノアの方舟 in 香港

どうやらこの建物、メインとなる1階の展示のほかに、コンベンションホールや特設会場、ホテルなども併設していてどうやらこちらに先に入ってしまったみたいです。
ちょうど特設会場のほうで、アトラクションが始まるところだったので、これを最初に見ることにしました。

ノアの方舟 in 香港


開始五分前。
いろんな人が並んでいます。頭からベールを被ったムスリムの観光客も結構いました。
さて、期間限定のアトラクションですが、キリストの復活にまつわる逸話を、寸劇や映像、模型で見せるというもの。
説明は広東語のほかに普通語、英語も交えて行われていて、香港の香港の子供たちはお兄さんとのかけあいを楽しんでいたけど、日本人にはちょっと難しいですね。
アトラクションの最後は展示室に案内され、キリスト教の逸話にまつわる品々の展示がありました。
その一角に等身大の最後の晩餐のフィギュアがしつらえてあって、みんなその中に混じって楽しそうに記念撮影なんかしてます。だけど私はちょっとマネする気になれなかったですね。私はキリスト教徒では無いですが、どんな神様も神様である以上、冒涜するような行動は気が咎めてしまいます。

このほかに夏休みの子供向けの科学展示コーナを見たあと、ふたたび迷える子羊になって場内をさまよって、ようやく本来最初に見るべき常設展示にたどり着きました。

ノアの方舟 in 香港



常設展示はノアの方舟内部の構造説明とか、ドーム型巨大スクリーンによるノアの物語のアニメ映画上映とか、最近の学術調査による探検の成果説明コーナーとか展示されていたのですけれども、なんかこの感覚、とってもデジャヴな感じがします。


ノアの方舟 in 香港


と、思い出したのが今年のGWで訪れた福島県にある「UFOふれあい館」。
規模の大小はありますが、この雰囲気ってまさにUFOふれあい館で味わった感覚ですね。

UFOふれあい館
(こちらはUFOふれあい館の写真)


そんなわけで、ひととおりの展示を見てこの香港第3のテーマパークをあとにしましたが、日本のガイドブックに掲載されないのも分かる気がします。
普通の観光客だったら貴重な時間を割いてまで訪れるところでもないですね。

ただ、福島のUFOふれあい館を楽しめた人ならば、このノアの方舟に足を運んでもいいんじゃないかと思います。
私はどうかというと、UFOふれあい館にはビビッと来てしまいましたので、ノアの方舟への再訪も大いに有りだと思ってます。
事前に考えていたほど宗教色も無かったし、併設のホテルには家族向けの部屋もあるそうなので、今度はここに滞在してもいいかな。

ノアの方舟 in 香港