ヤマト21992014/06/26 22:51

昨日、夜中にTVをつけてみると、宇宙戦艦ヤマト2199の再放送をやっていたので少しだけ見てみた。
1974年に放送していた宇宙戦艦ヤマトを観た世代としては、どうしても前作と見比べてしまう。
前作には描かれていなかったガミラス側の人間模様が描かれていて思わず引き込まれてしまい「しまった、こんな話だったら観ておくべきだったか」と一瞬後悔してしまったのだが...
話がガミラス星からヤマト側に切り替わると、何か違和感がある。
何だろう? 地球がガミラス星からの攻撃に遭い、人類滅亡まであと数百日、最後に残った唯一の望みとして決死の覚悟でイスカンダル星まで戦い抜く、もし敗れれば人類は滅亡してしまうという悲壮感が全然感じられてこない。まるでスタートレックのような冒険の旅のような雰囲気なのはどういったことなのだろうか?
と思い、インターネットで「ヤマト2199 悲壮感」で検索してみると、やはり同じことを感じている人が多い様子であった。

昔見た宇宙戦艦ヤマトって、今のアニメに比べるとたしかに絵は拙いかもしれない、でも戦っているときの悲壮感や緊迫感が観ている側にもひしひしと伝わってきたのはどうしてだろう。
思うに、初代の宇宙戦艦ヤマトでは、原作者も含めて実際の戦争の記憶が残っていたからではなかろうか。
それで、はからずともその悲壮な雰囲気が作品全体に盛り込まれているのだと思う。

そのようなわけで今回のヤマト2199によって初代宇宙戦艦ヤマトがいかに名作であったかを再認識することができた。

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