1007系でGo!

今月の中旬頃からメルセデスの新しいAクラスのプロモーションが始まっています。



車のプロモーションにアニメを使うこと自体は別段珍しくないと思いますが、こういったプレミアムカーで本格的なアニメを使うことはこれまで無かったんじゃないでしょうか。

今度のAクラスは今までの「小ベンツ」路線とは異なって、プレミアム路線です。
お値段なんと300万円超!!
今の1007を買ったときに「何で小ベンツにしないの？」と言われたりもしたものですが、もうこうなってくると全然比較の対象にすらなりませんね。

で、そういったクルマをこの失われた20年を経過した日本で誰が買うのだろうといったときに、20代後半から30代前半の若手勝ち組サラリーマンが比較的お金を持っていて、そういう世代に訴えかけるにはアニメが一番ということなのでしょう。
豊洲あたりのマンションの広告にも有効かもしれませんね。
さらには50組100名限定の納車イベントとかも用意されていて、まさに豊洲住人の心をくすぐるようなプロモーションになっています。

でも、冷静になって考えてみると、バブルの頃ですら300万円でCクラスが売られていましたのに、この円高でユーロ安でデフレの時代にAクラスで300万とはどうなんでしょうね。
まあ、買う人がいるから売る人もいるわけで、どうでもいいんですけどね。自分には関係無いし。

で、このアニメのストーリーですが、最後はトヨタをリスペクトしているオチに聞こえなくもありません。
日本メーカーがスポンサーだったら絶対OK出そうもありませんが、これで通ったのはひとえにメルセデスが太っ腹なのか、はたまたクリエーターとの力関係なのか...