電話機そろそろ買い替え ― 2012/10/07 16:31
先日、実家から私のPHSに電話がありました。
なんでも、家に電話したのだが誰も出ないとのこと。
最近、うちの電話の調子がおかしくて、気がつくと電源が落ちていることがしばしば起きるようになってしまいました。
ACアダプタを抜き差しするとまた復旧するのですが、これではいざという時に困ってしまいます。

今の電話ですが、かれこれ10年くらい使っているので、そろそろ買い替え時期だと思い、ヨドバシカメラの電話機売り場を覗きにいったのですが、巨大な携帯電話売り場のおくのほうにひっそりと1列ほどの売り場があるだけ。
メーカーも松下、シャープ、パイオニア、ユニデンの4社だけが生き残っていて完全に成熟商品になっています。
いちおう、家電品を買い替えるとなると何か新機能が付いていないと気が済まないという高度成長期からバブル期を育って来た世代の悲しい性。
ところが、並んでいる電話機のどれにも欲しくなるような機能がありません。
だいたいこれだけ携帯電話が普及しきっている今、コードレスホンにどれだけ需要があるのでしょう。
そんなわけで結局ヨドバシでは何も買わずに帰りました。
ちなみに、今使っている松下のVE-PVC01Lという機種の電話ですが、ごく一部の人には有名な機種。
なんとPHSを子機にできます。
とはいえ、対応機種があったのは昔の話、先代の通称「京ポン」に買い替えた時から非対応になってしまい、ただの液晶画面の大きな電話機としてだけ使っていました。
この機種、なぜ液晶が大きかったかというと...

今は無き「Lモード」対応機種です。
今やLモードを知る人も少ないと思いますが、NTTドコモのi-modeが大成功したことを受けて、それと同じような機能を固定電話でもということで登場したのが「Lモード」です。
とはいえ、通勤中などの手持ち無沙汰な時間に使えるi-modeと違って、家にいるときに、しかも既に家庭でのインターネットが普及しはじめている時期に誰が使うのだろうと思っていたら、案の定全く普及せず、サービス終了となりました。
そんな訳で機械は対応していたのですが、Lモードの利用には別途月額料金がかかったため、うちでは一度も利用した事がありません。

そんなLモードの事を考えていたら、ふと今ここにあるLボタンを押すとどうなるのだろう? と思って押してみました。

液晶にLモードマークが表示されましたが...

当然失敗しました。
それにしても、このLモードといい、電話機の下に置いてあるISDNターミナルアダプタといい、PHSといい、
うちの通信環境は過去の通信行政の遺品のオンパレードみたいな状態になってますね。

それはそうと、電話機をどうしようか...
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