放送打ち切りになってしまった不人気アニメを観る2015/04/13 08:31

イオン(太古店)のモビルスーツ
昨年香港に新しい地上波テレビ局HKTVが開局したと思ったら、なんと老舗のTV局であるATVがついに経営破綻してしまいました。
やはり香港の人口規模からすると、テレビ局の運営は2局が限界ということなのでしょうか?
本当は多くの人口を抱える中国本土へ放送できるといいのでしょうが、なにかと規制の厳しい国なのでそのままの内容で放送は難しいのでしょう。
日本の場合にはもっと人口が多いので、首都圏の場合にはNHKの他に民放5局が地上波とBSでそれぞれ別コンテンツを放送し、さらに各都道府県に1局づつローカル放送局が運営されています。

そんな中でいちばん新しく東京に出来たローカル放送局、東京MXTVは特にアニメ好きの人達には大人気で、アニメの最終回を見るために冬の富士五合目まで登る静岡の人とか、進学や就職先の志望条件をMXが観られる地域に絞る人とか話題には事欠きません。
そんなMXテレビですが、新作だけでなく「ウルトラQ」とか「機動戦士ガンダム」などの懐かしい名作も放送していて、当時見逃してしまった話なども見る事が出来ます。

そういうわけで、超人気作「機動戦士ガンダム」をMXテレビの再放送であらためて観てみました。
この作品、今でこそ名作中の名作ですが、名古屋テレビでの放送当時はほとんど注目されることが無く、視聴率が低いために途中で放送打ち切りになってしまったのは有名な話。
たしかに、こうして見直してみると最後の数話で急に話の展開が早くなり、敵幹部が次々と死んでいき味方のロボットや航空母艦も破壊されて終わりを迎えるという、いかにも放送打ち切りという感じになってます。
でも、それが逆に話が締まって面白くなったといえるかもしれません。

これと共通するのが昔良く見ていた韓国ドラマですね。
韓国本土で不人気で、途中で放送打ち切りになってしまったドラマの方が見ていて面白い。
逆に韓国本土で超人気作となった作品は放送回数を伸ばしてしまうので、最後の方は脚本がぐでぐでになってしまってとても見られたものじゃありません。

やはり世の中って、その時点での評価が全てじゃないということが多いですね。

コメント

_ こえだ ― 2015/04/14 20:48

あらら、ATVは無くなってしまったんですね?
滞在中は日本の衛星放送を90%観ないので、無くなると淋しいのですが。
お国事情や傾向も絡んでの放送なのですね。それってまったく気づきませんでした。それにしてもいまだに日本のBSで韓国ドラマが多いのは何故なのでしょう?昼間だから、今でも奥様方に人気があるから?それとも録画しても観るファンが多いからでしょうか。もっとアジアのドキュメンタリーを増やしてほしいなあっていう個人的な要望なんですけれど。(笑)
今、香港で、ウルトラマンがショッピングモールに出現したりするほど人気らしいです。友人によると「怪獣と戦う時に一緒になって破壊してしまうのが、ちゃんと香港の唐樓やマンション」だそうです。(笑)

_ らしくん ― 2015/04/15 01:12

ATVはNHKのBS放送でニュース配信していて馴染み深かったのですが、無くなってしまうのは非常に残念です。
ですが、経済の原則に忠実に、稼げない企業は退場するところが香港らしいですね。
そういう意味では、BSで韓国ドラマが多いのも、低予算でそこそこの視聴率が取れるコストパフォーマンスの良さに尽きるかと思います。
一時期に比べ台湾ドラマがめっきり減ってしまったのはF4に続くスターが現れず、日本では視聴率につながらないのでしょうね。
逆に日本のコンテンツはアジアでは人気を博しているようで、それをきっかけにみんな日本に興味を持ってくれるのでしょうね。

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