福島:放射線量の実際2014/05/15 23:21

ビッグコミックスピリッツで連載されている「美味しんぼ」の表現で物議をかもしている福島の放射線量ですが、実際のところはどうなのか...
GWの旅行でガイガーカウンターを持参し、測定しました。
今回の測定地点は福島市千貫山、UFOふれあい館の近くです。
昨年とは測定地点が異なるので直接比較することはできませんが、0.40μsv/hと、昨年見花山で測定したときの半分以下でした。

千貫森@福島市

千貫森@福島市


昨年、ドライブしながら測定して分かったのですが、狭い範囲でも検出される放射線量は大きく異なり、見花山の園内でも場所によっては1.0μsv/hを超えるところがある一方で、0.10μsv/hと都内とほとんど変わらないところもあるなど、まだらに汚染箇所が存在しているようで、実際のところは福島県内の大半の場所は県外の人が考えているほど放射能に汚染されているわけでは無いことが自分の目で確かめられた次第でした。
さらには、測定値の高いところでも、この1万倍くらいの放射線を浴びなければ鼻血を出すような急性放射線障害になることはないはずですが、一介の漫画家がそのような知識をもつべくもなく、「はだしのゲン」あたりを参考に「放射線を浴びる→鼻血が出る」ということでペンを走らせただけのことじゃないかと思います。


[追記]
もちろん、フクイチの構内であればこの1万倍の放射線量が出ているところも残っているものと思いますが、そんなところに取材で近づかせてもらえるわけがありません。
作業員でさえ近づけないので千葉工大のロボット頼みになるわけです。